【速読術】の方法・練習法・トレーニング - その効果にせまる

【速読術】の方法・練習法・トレーニング - その効果にせまる

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捨てる技術と速読力

例えば、数学の問題などで、第一問目から律儀に解こうとしていると、途中で思わぬ難問に出くわしてしまい、そこから先にも解ける問題があったのに、手が付けられずに終わってしまったという苦い経験は誰しもあるでしょう。

そうした試験問題の落とし穴に引っかかってしまった反省に立って、受験のテクニックとしては、すべての問題をバカ正直に解かなくても、自分が解ける問題だけを着実に正解することを薦めています。

こうした試験などで高得点を得る必勝法は、実は、速読にも通じる極意なのです。

なぜなら、速読の目的は、書物に書かれた情報を短時間でほぼ正確に読み取ることであり、
丸暗記することでも、100%の完全理解を得ることでもないのです。

それゆえ、“ざっと全体に目を通して、どんなことが書かれているかが、大体判ればいい!”
と思えるくらいの大らかな気持ちになって、本と向き合うことが、とても大切なのです。

それは、いわば、読書や学習における“捨てる技術”であり、一種の意識改革にも通じる話といえるでしょう。

世の中には、“物事はすべて真っ正直に、順番通りに片付けていかなければ、先には進めない”という性格の人がいます。

そういうお堅い人が、本気で速読術を身に付けたいと思うのであれば、まずは、そういう性格を改めるところから始める必要があるのです。

誰もが心の中に速読術を身に付ける上での阻害要因(ストッパー)を抱えていたり、ある程度まで習得できても、そのレベル以上の上達が望めない限界点(リミッター)を自分で設定してしまっていたりするものです。

そうしたストッパーやリミッターを“自己改革”で排除することができれば、あなたの速読力は飛躍的に向上することでしょう。