【速読術】の方法・練習法・トレーニング - その効果にせまる

【速読術】の方法・練習法・トレーニング - その効果にせまる

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速読の目的を明確にする

速読を志すには、まず、どういう目的で速読術を学ぼうとしているのかを明確にする必要があります。

なぜなら、一口に読書といっても読む対象は千差万別ですし、速読の対象が、小説と専門書とでは、内容の把握や理解における重要さが異なってくるからです。

また、必要に迫られて読まなければならない場合と、娯楽として読む場合とでは、逼迫度や真剣さが大きく異なります。

そうしたTPOに合わせて、速読のスタイルや方法、心構えを適合させる必要もありますので、速読術と一言で大括りにしてしまうのは、あまりに乱暴な話だと思うのです。

こうした速読の目的の違いは、読書の後の知識の定着においても状況が異なってきます。

例えば、小説であれば、ドラマの成り行きや結末を知って、その余韻に浸ったり、その作品を読み終えたという達成感を味わうことが出来れば良いのです。

一方、初めから知識の習得を目的とした場合は、本の中に書かれた知識を如何に確実に自分の知的財産として定着させることが、重要なポイントとなります。

どちらの場合も、本を読む速度が速まり、理解が進むことに越したことはありません。

しかしながら、初めて触れる知識や概念、理論に接した時に、それらを正確に理解するためには、じっくりと腰を据えて読み進める必要があります。

また、難しい文章や難解な内容の書物の場合には、細かい点にこだわってしまいますと、途中で引っ掛かってしまい、快調なテンポで先に進むことが出来なくなります。

このようにいくら早く読もうと思っても理解がついてこなければ、単純にスピードを上げたところで、読後にまったく頭に定着していないという、ただの徒労に終わることもあります。