【速読術】の方法・練習法・トレーニング - その効果にせまる

【速読術】の方法・練習法・トレーニング - その効果にせまる

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怪しげなセミナーによる弊害

速読術は、能力開発のセミナーのテーマとして掲げるには、もっとも判りやすい能力ですので、そうした宣伝に使われるケースが後を絶ちません。

例えば、セミナーの講師が分厚い本をパラパラと1分間捲って、「内容はすべて理解した。
しかし、それを吐き出すにはじっくりと1時間以上掛けて行なう必要がある。」と説く速読術などもあります。

あるいは、“速読術の講師を養成するセミナー”もあり、その卒業生は“速読術は指導で来ても、自分は速読が出来ない”という、説得力に欠ける状況もまかり通っているのです。

また、有名な“右脳式”と呼ばれる速読術も眉唾です。

なぜなら、人間は自分の“右脳”や“左脳”を意識して使うことが出来ませんし、片方のみを鍛えることも出来ないことは、脳科学の世界では常識だからです。

それゆえ、タイトルに“右脳式”や“左脳式”と冠している時点で、まず、その速読法の教えには根拠が希薄であることを正しく理解すべきです。

また、いわゆる記憶術と速読術を混同して、教えている教室も時折、見かけますが、その原理や目的は、本来、まったく異なるものです。

記憶術は、円周率を膨大な位まで覚えていることなどをアピールしていたりします。

一方、速読術は、あくまでも書かれていることを効率的に理解することが目的であり、丸暗記ではありません。

つまり、瞬間的に記憶が出来ても、その記憶が知識となって、日々の生活や仕事の中で
活かされない限り、何の意味もないわけです。

速読術とは、オカルトでもなければ、似非科学でも、マジックでもありませんので、それぞれの教室やセミナーの実態を冷静に見極めて、自分が一番納得の出来る速読術を選必要があるのです。