【速読術】の方法・練習法・トレーニング - その効果にせまる

【速読術】の方法・練習法・トレーニング - その効果にせまる

  • 文字サイズ 小
  • 文字サイズ 中
  • 文字サイズ 大

速読における「理解」とは何か?

「本を早く読みたい!」というのは、読書を愛する人にとって共通の夢でしょう。

それには、読書のスピードを上げるに越したことはないのですが、世の中を見渡しても、速読術が充分な市民権を得ているとは、言えないのです。

その理由は、世間の人が速読術を見る目の中に、怪しい部分やオカルト的と感じる要素が含まれているからであり、それだけ、世の中の大半の速読術が非科学的な内容でしかないという残念な現実があります。

たとえば、どう考えても現実的とは思えないレベルでの読書の「速度(スピード)」を誇っていたりすることです。

確かに、速読術である以上、「速さ」は大変に重要な要素ですが、早く読むことは、速読の目的ではなく、「結果」なのです。

つまり、「理解」や「把握」の質を落とすことなく、効率的な読書を行なった結果、通常の
読書法よりも格段に早い速度で一冊の本を読み終えることが出来たというのが、理想的な速読なのです。

逆に、「速度」を「結果」ではなく、「目的」にしてしまうと、速読術を瞬間的な記憶術と
勘違いしてしまうこともよく起こりがちな間違いです。

瞬間記憶術への指向性が高まってしまうと、読書本来の目的である情報の「理解」や「定着」がおろそかになり、速読術が一時しのぎのテクニックへと堕してしまうのです。

速読とは、単に早くページをめくって、短時間で読み終えたような達成感に浸ることではなく、早い速度でページをめくったり、文章を素早い目の動きで追ったりする行為は、いわば、インプット(情報入力)の作業に過ぎません。

大切なことは、そうしてインプットされた情報をどれだけ正確に記憶にとどめるか?という処理能力(脳力)なのです。